・・・朝は小鳥のさえずりで目覚める。凍てついた木製の窓枠を開けると外は一面銀世界だ。ここは1年の半分以上は薪ストーブを焚いている冬の長いアルプスの麓。森の間伐を任されているので薪は豊富にある。伐採はいつも仲間が駆けつけてくれる。伐採作業にはチェンソー以外に私だけの道具がある。ダッチオーヴンだ。雪を掘り起こしかまどを作り始める。雪上での焚火ほど愉しいものはない。しばらくすると熾きがたっぷりできた。料理には最高の状態だ。食材を詰め込んだ鉄鍋を熾きの上に置き、チェンソーを握りしめて伐採作業に取りかかる。原木を伐り終えると、ちょうど正午を過ぎていた。焚き火に戻り、ダッチオーブンの蓋を開けると真っ白な蒸気が舞い上がる。なんの手間も掛けていないのに極上のポトフがそこにある。冷え切った身体が一瞬にして温まった。多めに作ったポトフは一滴の汁も残っていない。午後の伐採は早めに終えた。南信州の冬は日が短い。我が家に戻ると、アンコールの炉内にはまだ熾きが赤々と残り部屋も程よく暖かい。ダンパーを開き薪をくべる。エアーを全開にするとすぐにメラメラと音をたてて燃え上がる。チェアハンモックに揺られながら今宵も薪ストーブの前で眠りこける・・・・・
勝手に描いていた願望は、2013年夏、現実となった。
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更新のお知らせ
2015.10.17 アウトドアギアページを追加しました
2015.10.16 ピクチャービューページを追加しました
2015.10.15 写風人の南信州山暮らし KOMAGANE BASE 開設
MEDIA
駒ヶ根ベースに来てから、様々な雑誌に取り上げて頂きました。まだまだ山暮らしもビギナーっぽく、中途半端なライフスタイルですが有り難いことです。
過去の掲載雑誌を紹介しています。
詳細は制作中のため、下記ブログの右カラムを参照下さい。
「男の隠れ家」雑誌掲載
INFORMATION
薪ストーブ歴やダッチオーブン歴が多少長いこともあり、各種イベントに誘われたりもします。また薪や炎をテーマにした写真展も開催しました。
そんな活動を紹介しています。
詳細は制作中のため、下記ブログを参照下さい。
ノースフィールド「写風人トークショー」2015.11.01
ファイヤーライフ愛知南「夏の感謝祭」2015.07.18
ファイヤーライフ岐阜「夏の鉄鍋」毎年夏開催
ファイヤーライフ岐阜「薪ストーブ料理撮影会」2015.02.11
写風人「薪と焔」写真展 2014.07.23~08.04
ZCOO-SHOP「焚火塾」2013.03.03
商工会議所「薪ストーブクッキングと料理撮影」2012.02.21